晋山結制の様子

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平成30年10月19日・20日 晋山結制の様子

1日目 10月19日

準備完了

晋山結制本堂
1日目。午後からの晋山結制の準備が整った本堂内写真。 これから、2日間にわたり、激しくも厳かな晋山結制が執り行われます。 お檀家さんからお祝いでいただいた、新米30kgと紅白餅500個も須弥壇前にお供えしています。

五鏧三拝

五鏧三拝
西堂老師の五鏧三拝の様子。
1日目には、西堂老師・後堂老師のお二人が、当院のご本尊様にご挨拶されました。

首座入寺式[1]

首座入寺式[1]
全員が僧堂に見立てた本堂の位に立ったところ。 これから首座和尚が、正面の文殊菩薩像と僧侶全員に挨拶をして回り、自分の決められた場所(自位)に着きます。

首座入寺式[2]

首座入寺式[2]
住持(写真左)に対し、首座(写真中央・黒い袈裟)が挨拶をしているところ。

土地堂念誦

土地堂念誦
永寿院の伽藍をお守りくださっている土地神様・招宝七郎大権修理菩薩に、晋山結制が何事もなく終えられるよう祈願します。 まず、新命住職がご焼香をし、その後、両側の方丈様方もご焼香をします。

制中配役行茶

制中配役行茶
1日目の最後に、3か月間に渡る制中期間の配役(僧侶各人の役割)を読み上げ、 翌日の首座法戦式のお題が住持より提示されます。そして、お茶を喫し翌日に備えます。
金屏風の前にいるのは、左から後堂老師・新命住職・西堂老師の三師。

2日目 10月20日

安下処~行列[1]

安下処~行列[1]
新命住職が旅装束を解く安下処に向かう僧侶の後ろ姿。
青空が広がり、寒くもなく暑くもなく、天候にも恵まれました。 安下処では、ご自宅を提供してくださった世話人さんのご先祖供養と家門繁栄を祈願し、ご仏壇の前で読経をしました。

安下処~行列[2]

安下処~行列[2]
安下処から永寿院の山門に向かう行列。
僧侶5名、世話人さん8名、寺族2名の合計15名の行列。 沿道に来てくれた近隣のお檀家のおばちゃん達から黄色い声援をいただきました。安下処にも10人を超えるお檀家さんが来られ、みんなで記念写真もとりました。

晋山式[1]

晋山式[1]
永寿院の山門に到着し、法語を唱えた後、送迎役の僧侶に引かれ本堂に向かう所。 いよいよ2日目の本番が近づいてきて、全員が良い緊張感をもって歩を進めています。

晋山式[2]

晋山式[2]
本堂に入った新命住職が、ご本尊のお釈迦様に三拝しているところ。 この後、招宝七郎大権修理菩薩、達磨大師、御開山・不山等智大和尚へとご挨拶して回ります。

結制上堂[1]

結制上堂[1]
新命住職にとって最も重要な法要・結制上堂。
写真は、須弥壇の上に立つ新命住職に対し、五侍者と呼ばれる僧が問答のお願いをしているところ。

結制上堂[2]

結制上堂[2]
須弥壇上に立つ新命住職に、法問(仏教に関する問い掛け)をしているところ。 新命住職は、どのような法問がなされるかは知らず、その場で答えなければなりません。 今回は6人からの問い掛けがあり、ポケモンに絡めた質問には、勉強不足を痛感しました。

首座法戦式[1]

首座法戦式[1]
いよいよ晋山結制の最大の見せ場・首座法戦式。
首座法戦式の成功を願い、全員でお拝をしています。この首座法戦式に向け、首座和尚は数か月の月日を費やしてきました。

首座法戦式[2]

首座法戦式[2]
首座和尚が、声を振り絞り、全身全霊で僧侶からの法問に答えている様子。 写真ではわかりませんが、首座和尚の足は、結跏趺坐(坐禅をするときの足の形)をしています。

記念撮影

記念撮影
プロのカメラマンに記念写真を撮っていただく前に撮ったスナップショット。 式が無事終わり、皆さんのお顔にもホッとした笑顔が見えています。 新命住職・首座だけでなく、ご寺院の皆様も、緊張しながら全精力を傾けてくださったことがわかります。

晋山結制翌日

晋山結制翌日
晋山結制翌日、早朝に撮った本堂。
心なしか、本堂も疲れているような、でも、ホッとしているような気がします。